1817年(文化14年)に発見された藤原経房の遺書に関しては、実物は紛失されたとされるが、その写本や解説図書が残されている。
  
1)大南本
書名は「経房遺書写」、郷士大南久太郎が出現した遺書を最初に見て写したもので能勢町旧家に所蔵されているという
  
2)山川本
書名は「藤原経房遺言」、国学者山川正宣が文政3年(1820年)に写したもので現在池田市和田家に所蔵されているという(現在和田家は不明とのことである)
  
3)内閣文書
書名は「藤原経房朝臣自記」、内閣文書の中に写本が残されている
  
4)「能勢に潜幸された 安徳天皇」
地元の史家野木圓之助氏らによりまとめられ、平成4年に発刊された
 
     
     
  山川本       
     
  能勢に潜幸された安徳天皇