徳子(建礼門院)は、安徳天皇を産んだことで国母となったが、壇ノ浦の戦いで安徳帝、二位の尼などと共に入水した。しかし助けられ生き残った平宗盛・時忠らと京都に護送されたが、罪に問われることはなく吉田の地に隠棲した。その後出家して京都の北大原の里の寂光院に入り、平家一門の菩提を弔い59歳で亡くなりこの地に葬られた。各地にある水天宮では、安徳帝と建礼門院などを祭る。
  
その寂光院の石段を下った正面に、自家製造の京漬物と佃煮を商う店「翠月」(すいげつ)がある。この店のオーナーは、話し好きで陽気で気前のいいおかみさん奥さんである。
奥さんは、寂光院門前で店を開いていることもあって、安徳帝に関心があり安徳帝が壇ノ浦の戦いから逃れて、能勢に潜幸したことを確信しておられる
  
あれやこれやで、今年のNHK大河ドラマ平清盛のこともあって刊行された「ある遺書 北摂能勢の安徳天皇伝承」を、この漬物店で取り扱っておられる。
  
この書には藤原経房の遺書の詳細とその解説が分かりやすく書かれてある。226ページで1冊1200円。
  
興味のある方は、寂光院を訪ね境内を見た後、美人の奥さんと語るのもよし、この本を見て疑いつつも興奮するのもよし、買って帰り精読するのもよいのでは…………。
 
     
    場所は
〒601−1248 
京都市左京区大原寂光院前
<京漬物と佃煮の店>
翠月(すいげつ)

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                  ポスター(拡大します)            寂光院の前の「翠月」